八重山漁協のセリ場の天井にツバメが巣をつくり、今年で3年目。今年はこれまでの巣に新たな嵩上げ工事の痕跡があり、リフォームをしての巣作りで、セリ場では話題なっている。「セリ場は人の出入りが盛んだから、カラスなどの天敵にさらされないですんでいるのでは」と市場関係者は無事な巣立ちを心待ちにしている。これで3年目だから、ここで生まれた連中が、舞い戻って営巣しているのか、あるいは偶然見つけたツバメが、連続で営巣したのか。同じ個体なのか。その確認は、なかなか難しいが、セリをするたびに、関係者は様子を見て、雛が餌を求めて鳴くのを目を細めてみているのだった。