3月26日午前11時から午後2時まで、石垣島名蔵の名蔵湾の堤防外の干潟で、マングローブの植樹がおこなわれた。午前と午後に分かれて各50人が参加。午前には崎枝小学校、午後には名蔵小学校といった地域の小学生と、観光客がいっしょになってマングローブの一種、ヤエヤマヒルギを植えた。これは全日空が新石垣空港開港記念として実施する「ANA八重山7DAYS」の最終イベントで、3月7日から8日、9日、10日、そして24日、25日、26日の計7日間開催されたもの。夕暮れビーチコンサートや八重山エイサーonステージ、天体観測、ビーチ宝探しクイズ大会、珊瑚アート教室と、日替わりイベントを展開。この日のANAマングローブ・スカイ・プロジェクトは、「マングローブで空と地球を守るエコアクション」と題して、地球上のみどりを守るため、また二酸化炭素の排出削減に寄与するためにマングローブを植林して、温暖化の阻止や地球環境の維持に貢献するべく実施された。子供たちは、大潮の干潮の干潟に降り、時折現れるカニなどの干潟の生物に関心を見せながら、泥に直に触れつつ、マングローブを植えていた。昨今、旅の観光メニューにエコを重んじるカーボンオフツアーという、一風変わったエコ活動注目された時期があった。旅にはどうしてもガソリンをつかってのものになり、二酸化炭素の排出を行ってしまうのが現実。そこで旅のメニューに植樹やクリーン作戦などを加えることで、二酸化炭素の排出をカバーするボランティア活動含みの観光が生まれている。それが地球を救うことにつながり、また旅の充実度も増すという形態の観光。その一歩手前のイベントながら、この行事はカーボンオフではないとのこと。模索されるツアーの形には、近い場所にあるようには見えるのだが。イベント共催:(マングローブ専門の環境保護団体)