37年の曲折を経て新空港ができた。その開港から、全国やいまぴとぅ大会、サンゴウィーク、2万4000年前の人骨展と、イベントが重なり、目前には海開きが待っており、夏本番が近づけば、繁忙期のゴールデンウイーク突入直前だ。だから、今しか休めないのかもしれなが、3・11に地元二紙休刊となってしまった。日本の命運がかかる東日本大震災の2年目のこの日に、休刊するマスコミがあるケースは珍しい。日本最南端の八重山毎日新聞と八重山日報。最南端での事実である。どこか気持ちにひっかかるものがある。この疑問はどこへ向ければいいのか。記者らも歯がゆかろう。社主の問題である。島の各界の経営陣は、晒されたおもいであろう。問題にもしたくなかろう。しかし、事実は刻まれる。日本中が、未曾有の国難から、いかに前進するか。この問題を原点に返って見つめ直そうとする時間を、新聞が共有する時間を一日持ち越す。それは価値観の違いと言ってしまえば、身も蓋もない。島民は独自に個々人で、想いをはせればいい。確かに、それが基本だが。新栄公園では地震が起こった時刻14時46分の前後に祈念イベントが開催された。夜は市街地で支援ライブも行われている。それでいいのかもしれないが・・・。(写真は、市立図書館で開かれた震災シーンの視聴イベント)