今年は暖かい2月で苗の伸びが早く、各農家は苗に追われるように田植えを急ぎ、なんと2月27日時点で、ほぼ一期作の田植えを終えている。これは、これまでにないこと「初めてですよ」と稲作農家はいう。「この風景はもうウルズンです」と、植えられた苗の青々とした独特な光景を見て、初夏の光景に近いという。苗の生育が早いからだ。本土では寒波に見舞われてたいへんな寒さにある。八重山はひとり亜熱帯街道まっしぐらだ。あとは台風が怖いということ。「本当は2期作も早めれば、収量はあがるんですがね」とのこと。周辺の一期作の収穫が終わらない前に、単独で2期作の田んぼに苗を植えるのは、なかなかできないという。