お年寄りの笑顔が満開 ケセランぱさらん

お年寄りの笑顔が満開 ケセランぱさらん

2月23日午後2時から「介護老人保健施設いしがき太陽の里」で太田てじょん・深田純子の音楽ユニット「ケセランぱさらん」による音曲パラダイスショーが披露され、集まった高齢者約60人は楽しい音楽ショーに触れ、会場は笑顔に包まれた。二人はピアノ調律師で、音をテーマに幅広い舞台活動を展開。のこぎりや木魚、洗濯機の排水ホースや、自作のフライパンの太鼓に、カエルの鳴き声が出る装置など、オリジナルの楽器を持って、観客と一緒になってお笑い風に音楽を楽しむ舞台を見せる。また中国の楽器「二胡」とピアノの合奏でしみじみ聞かせる舞台もあった。また、島の座開きの曲「ワシヌトリ」をアレンジして見事に披露。二人は昨年に続く2度目の石垣入り。お年寄りらも久々の再会で、楽器を渡されると、即座に合奏に挑戦して、いっしょに舞台を楽しんでいた。またゲストに、石垣在住の郷土歌手新城浪さん(91)が喉と三線の腕前を披露。昔懐かしい「安里屋ユンタ」「与那国小唄」「南洋パラダイス」「19の春」など5曲を熱唱。会場は、いっしょに歌う人も大勢出て、大いに盛り上がった。国吉和子さん(86)は「楽しかった。最高でした。知っている曲はいっしょに歌いました」と、感想を述べていた。太田さんは「お年寄りには笑いが大切で、いっしょに楽しむことをテーマに舞台をやってます」と、述べていた。

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