北へ戻るタイミングにあるか タゲリが群れで飛来

北へ戻るタイミングにあるか タゲリが群れで飛来
北へ戻るタイミングにあるか タゲリが群れで飛来

2月21日、昼頃19羽のタゲリが石垣島平田原に飛来。一期米の田植えのあとの水田に降り立って、餌をついばんでいるのが見られた。7羽のグループと12羽のグループが互いに距離を維持しつつ、移動はいっしょにして、一群のよう。12羽の群れは、神経質で人が近づくとそれが遠くても、すばやく移動して7羽の群れの近くに降り立ち、様子を見るなどしている。動いたり、停たり、その緩急がはっきりしたこの野鳥は、目の下に黒いラインがあって、まるでチョウゲンボウやハヤブサのような精悍さがあるが、シギ・チドリの仲間で、猛禽類ではない。ヘリコプターが通過する際に、あれだけ高く場所を飛ぶのに、驚いて一斉に舞い上がった19羽は、日々緩みがちな気温に恵まれ、北の営巣地への帰還が待遠しいのか、落ち着かない様子。不規則な動きを見せる一風変わった野鳥であれば、バードウォッチャーにも好まれる野鳥だ。ケリの仲間で、田でよく見られるのでタゲリ。「ミュー」と、鳴き声も変わっており、翼も白が目立ち、白黒のツートンカラーで、見栄えがする。頭のちょんまげが特徴である。

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