2月17日午前9時30分から石垣市中央運動公園陸上競技場で、石垣島アスリートクラブ(新谷敦史代表)による第3回石垣島ジュニア陸上教室が開催された。これは2009年12月に北京オリンピック4×100mリレー銅メダリストの朝原宣治選手を招いて開催した石垣島スプリント教室が発端で、2011年から石垣島ジュニア陸上教室と名前を変えて毎年開催されているもの。走り幅跳びの荒川大輔選手を招いた第1回。また第2回は田中昌宏選手(十種競技日本歴代3位)、八幡賢司選手(110mハードルで2012年日本選手権1位)、久保田聡選手(走り高跳び2010年日本選手権2位)を招いて実施。第3回はロンドンオリンピック日本代表として100mと4×100mリレーに出場。リレーでは5位入賞を果たした江里口匤史選手、世界陸上走り幅跳び日本代表荒川大輔選手、小学生の100m日本最高記録保持者の山本慎吾選手を招いて開催。午前9時30分から11時30分まで、小中学校と高校の陸上競技に関心ある子供たち約150人が参加して、小学生と中高生に分かれてウオーミングアップやスタート練習を実施。真剣に楽しく、いい汗をかいていた。陸上教室の最後は、選抜された中高生と山本選手および江里口選手が20mスタートダッシュを競って見せ、真剣なスタートを目前にして参加者は喜んでいた。この日参加した八重山高校陸上部キャプテンの福地修也君は、「これまで何気なくやっていた練習を深く考えさせられた。意識して練習することの大切さを学んだ。スタートブロックは前に進むだけでなく、ブロックに強い力を与えて、使い方を教わった。これからは練習に取り組む姿勢や意識が変わってくると思う。何を必要として、その練習をするのか深く考えて、意識して取り組んでいきたい。」と述べていた。江里口選手は「この日の子供たちは体の使い方がうまいと思った。実際に走ってみせると、質問をしてくる子供もいて積極的。また話は直立して聞くなど、意識が高いと感じた。」と印象を語っていた。