晴れた2月11日、牧草地の近くの電線にチョウゲンボウが獲物を狙ってとまり、じっとしているのが見られた。時折、牧草地に舞い降りて獲物を捕まえ、違う位置で獲物を待つ。それを繰り返しているようだった。チョウゲンボウは渡り鳥で、八重山には冬に飛来する冬鳥。東日本で繁殖し冬に全国へ飛来する。海外では極地を除くユーラシアからアフリカ・アジアに分布する野鳥。気が強く、カンムリワシや越冬サシバなど、自分より大きな猛禽類でも、縄張りを侵すと容赦しない。猛禽類の中でこのチョウゲンボウとオオタカとノスリとミサゴが、空中で静止するホバリング飛行を見せる。