コウトウヒスイランが見事に開花

コウトウヒスイランが見事に開花

すばらしい景観を見せるのは、学校の一角。この可憐な花はコウトウヒスイラン。淡い黄色の花で、名前のコウトウは、台湾の蘭嶼(らんしょ)の古い呼び名の紅頭嶼(こうとうしょ)から。台湾統治時代の命名が、こうして残っていることになる。この植物の分布は尖閣諸島、台湾、フィリピン、マリアナ諸島、ボルネオと広範囲。日本の自生地が尖閣なのであれば、日本のこのランの命名がセンカクヒスイランでもいいはずだが、まだ台湾統治時代のままに、この名になっている。コウトウといっても、今はどこの誰も、いったい何のことか分からないのだが、こうして放置されていることが植物の命名には結構多い。開花時期は4月から6月とものの本にはなっているが、今は2月。山の樹の幹に着生して生きる見事な蘭だ。黙って学校内に進入すればかならずガードマンに捕まるので、勝手なことは考えないように。

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