石垣島のバンナ公園Bゾーンのスカイラインにある渡り鳥観測所には、連日愛鳥家が数人集まっている。秋の渡り鳥、サシバの飛来をバードウオッチイングしたり、撮影に夢中になる人々で、毎年恒例のものだ。10月12日は、前日、前々日の曇り空から一転。青空となり、サシバが上昇気流に乗る光景が期待できる日和だったが、残念ながら現れたサシバは50羽ほど。そもそもサシバは、ロシア沿海地方・中国北東部・朝鮮半島で繁殖し、中国南部・東南アジアで越冬することで知られている。日本には、夏鳥として飛来してくる。南西諸島では越冬することで知られ、寒さに耐えて、来春、いち早く繁殖しに出発するという。