田植え始まる

田植え始まる

ここ数年、天候不順が激しい冬場の八重山。その原因は、太陽の黒点周期の変化が挙げられそうなのは、3年前に起こった日照不足からのマンゴーの不作。あの時、マンゴー栽培の篤農家が大きなダメージをこうむった。原因不明であったが、逆に例年マンゴーの花芽の処理に失敗して来た農家が、蓄えられた樹木の体力で、この年に奇跡的に実をつけて周囲を驚かせた。逆転明暗の不思議な現象が忘れられない。日照不足が、それまで順調な周期で維持されたマンゴーが持つ着果ペースを、破壊してしまったことで、篤農家のマンゴーの生産に支障が出たことになる。自然は難しい。年々、日照不足が深まれば、収穫ペースを落とす必要が出るということか?。植物を休ませるながら使う時代に入るのか。いずれにしろ、太陽周期の変化がこの先、何を生み出すかは、慎重に見る必要がある。2012年1月15日、もっともきわどい運用をする農家の田植えがはじまった。南国で最も早く田植えをしてきた農家の田植えである。3年続けてきびしい減産を強いられた仲新城さんの田んぼが、今年も新たに田植えをする。宇宙開発機構(JAXA)によると昨年8月に太陽の黒点活動が活発化を開始しした。もし、この仲新城さんの田んぼが、今年三期作に成功すれば、黒点活動との因果関係があると見てとれる可能性が出てくる。そう。天候不順から一昨年の稲の減産。昨年は途中で三期作を断念した。17年続けてきて初のこと。彼は今年は大丈夫と、自信満々だ。太陽の様子を農作物が語ってくれるということだ。太陽と稲が、宇宙の神秘を語ってくれる。

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