現石垣空港での一昼夜駐車が増えている。空港課が取り締まりに、車のガラスに紙の警告文を貼るなどして対応しているが、なかなか改善していかない。12月17日は、空きスペースがいよいよ狭くなり、駐車場いっぱいに車が止められて、新たな来場者が車をとめられないという、前代未聞の状況が起こっている。関係者によると特に土日が車を止めたまま、置いていく人が多く、17日の土曜日は昼ごろからすでに、奥の方まで車が止めつくされていた模様。管理する空港課もお手上げ状態とのこと。目下、2013年開港待ちの新空港の駐車場が有料化する案が浮上しているのも、こういったマナーの悪い利用者が大勢出ていることが、起因となっている模様。いくら広くしても、マナーの悪い人による車の放置が続出してしまえば、そのうち狭くなる。利用客に迷惑がかかるとすれば、駐車場の有料化もやむないことになる。新空港が現空港より遠くなるだけでなく、駐車も有料化されてしまえば、友人を温かく送迎したい人は、負担覚悟。玄関口はうすらさびしい空間になってしまわないか。すでに、石垣港離島ターミナルは駐車料金をとる駐車場に囲まれており、空漠としたガラアキ駐車場が延々と広がっている。観光客の利用者や、利用頻度の多い郡民にはいいが、有料化による締め出し策はどこか馴染めない。観光が街を悪くするのは、地域住民を締め出す流れが普通になるとき。市民のマナーを自身で問う必要があるのでは。