11月20日午前10時から石垣島の白保公民館でゆらてぃく祭りが開催され、会場は多くの住民で溢れていた。「ゆらてぃく」とは「よってらっしゃい」という意味で、白保節にある「ゆらてぃく おどりあそば」とサビの歌詞にあるもの。地域住民、移住者、観光客との交流を大切に地域を盛り立てて、地域振興を図るべく開催されてきており、今回で7回目。10時から開会宣言の後、白保で制定されている白保村ゆらてぃく宣言が高らかに朗読された。公民館内では白保小学校白保中学校の児童生徒らの作文・図画・写真コンクールの作品が披露されたほか、各家庭に眠る古い写真の数々、また先ごろソフトバンクからドラフト5位指名を受けた嘉弥真新也選手のコーナーや、白保竿根田原遺跡で発見された2万4000年前の人骨のコーナーと、話題の多い白保の周辺を紹介していた。また、昔使われた様々な道具の展示コーナーもあり、懐かしい道具に多くの住民が集まって、昔語りに花が咲いていた。屋外ステージでは、ダンスパフォーマンスやバンド演奏、ぼ~んちカフタライブや、各舞踊研究会による郷土芸能で大いに盛り上がっていた。ステージ前の広場では、白保日曜市が出店され、いつもより安い値段がつくなどして、住民にはうれしいサービスとなっていた。最後は獅子舞が披露されて、白保村の文化活動の集大成といったたのしいまつりとなっていた模様。