9月17日、国際サンゴ礁研究モニタリングセンターで、インプロシアター「TULT」による高校生向けワークショップが開催され、八重山商工高校、八重山高校の生徒20名が、3つのグループに分かれて、自由な発想による発表を実践した。TILTのメンバーが軸になって、サンゴ礁の保全をテーマに、生活排水、赤土汚染、過剰利用に関して、各グループで思考を積み上げ、小さな寸劇に仕上げる予定でしたが、そこはまじめな高校生。飛躍する発想に引き込むには時間がない。かくして、プラス面とマイナス面を列挙して、その問題の本質がどこにあるかを詮索。結論は簡単にでないことを確認していた。参加した高校生の一人は、「グループでの話し合いをする前に、初対面の人と話しやすくするためにとったゲームが面白いと思った」と、コミュニケーションを巧みに操る演劇集団の接遇技術を身近に垣間見た模様。多感な高校生にはよい刺激になっていた。