9月4日、午前10時から石垣島の名蔵ダムで石垣島ダムまつりが開催された。石垣島の水利事業をアピールする目的で開催されてきたダムまつりは、水不足に悩みがちな離島での膨大な淡水に触れることのできる唯一の機会である異色の祭り。淡水の人工湖にボートが走り、海のような潮によるべとつきのない水辺で遊ぶ楽しみは、滝のある河川以外は、島ではなかなか味わえません。この日は、多くの親子ずれが集まり、ステージあり、生物観察コーナーあり、ゲームありと、様々なトラクションも楽しめて、人気度は上昇中のようで、閉会間際まで、来場者は増えていました。水不足で夜間断水が昨日まであったとは思えない、不思議な気持ちになるイベントでした。名蔵ダムは農業用とはいえ、人の生活用に転用できるシステムは、万が一を考えれば、可能にするべきところでは。