8月13日、旧盆の中日に宮古島でエンジン不調から入港遅れをきした琉球海運の「にらいかない」。かきいれどきの旧盆であり、まちやぐぁも大型店舗も、品切れであいた棚が待つ旧盆商戦真っ只中。このタイミングだから不運このうえないエンジントラブル。安全を優先して、船の変更に思い切ってとりかかる琉球海運。島の盆行事に影響するとなれば、これはいかんと、南西海運も協力。生鮮食料品をなんせい丸が引き受けて、積み替えて石垣港に入港。旧盆送りの日の朝に、あいた棚に商品が並び出して、なんとか間に合った。なんせい丸は、荷を降ろすととんぼ返りで、宮古へ向かい、残る品を運んで、送りの日の午前に戻る。徹夜突貫の2往復航行を、無事終えての、影の功労者。この時期のエンジントラブルは珍しいと、関係者はなんせい丸の尽力に感謝。昨年冬から厳しい寒さを体験し、今年の生物暦を全体に遅れさせた珍しい天候の年。それに加えてこの旧盆珍事。3・11の東日本大震災といい、変わったことが起こる年なのだろうか。