8月の晴れた日、新川川河口でオスがメスの上になって、激しくバトルを繰り広げている。振り落とそうとするメスに、構わず上になるオス。これは交尾の際に見られる儀式のようなものなのか。しかし、喧嘩しているかに激しくやっている。しかも、長い時間やっている。交尾までいっているようにも見えない。メスが死ぬのではないかと思うほどだ。カラスが2羽、そばにきて様子をみるくらいだから、相当だ。人間が近づいたため、休戦となった2羽。メスはすでにねぐらがあるのか、巣が用意されているようで、そちらに退散していった。メスがねぐらに戻るまで、オスがそばにいたのは、人間をけん制するため。なるほど2羽のバトルは喧嘩ではなかったのは、そこではっきりした。
八重山では留鳥だが、越冬しにやってきているものがあるかもしれないチュウサギ。冬にくちばしが黄色いのがチュウサギで、夏に黒くなる。コサギは年中黒いまま。どこにでもいるチュウサギは、あまり注目されない野鳥だが、長々と交尾に時間をかけることがあるとは、発見だ。