震災から3ヶ月が経とうとしている。6月に入って、わずかだが遠くなりつつある震災支援の声。一区切りの感は、これから継続的な支援への具体策が、どう見えてくるかに冷静な目が注がれだしているから。日本の国債のランクの下方修正が示唆されている。世界が注目する日本の復興プラン。倒れてもただでは起きないアメリカのような根性が日本にあるかである。アジア人といえば中国人か韓国人がまず先に脳裏をよぎる世界のアジア観。世界に出れば、よくわかる。まず日本の存在感は確かに弱い。それが、今回の震災で高い評価が世界から集まった。支援の声が多数集まった。日本人にすれば、うれしい話だが。なぜかと考えると、誰もわからない。多分、世界で活躍してきた途上国支援の日本人とかかわった人や、彼と接した欧米人や、日本に来たことのある外国人が、声を上げてくれて、ニュースソースとしてインパクトの強い映像とともに、世界中の人の気持ちを高めてたことで、相乗的に盛り上がったのではないか。一過性で済ましてはならず、震災支援はこれからが本番のはず。この震災の傷は、日本全体に連動しているのを忘れてはいけない。(写真は、震災の津波が到達した新川川河口で平和に餌をとるダイサギの様子)