きびしい坂道もすいすいこげる電動自転車(約10万円)が、5月14日からあった八重山産業まつりに出展されて、お年寄りに注目されていた。高齢者が体力相応に活動範囲を確保する手段の自転車が、難なく坂を登れるなら、こんな便利なことはない。高齢者が健康でいられることが、なにより自身の経済負担軽減と、社会全体の健全な姿を維持できるきわめて重要なファクター。実に小さなブースの出展だったが、意義は大きく感じられた。3・11震災の影響もあり、太陽電池のブースも4・5社から出るなど、明らかに時代が動き出す予兆が見えた。また、ガス缶ボンベでダイナモや農機具を動かすコーナーも見られ、新しい扉が見えた。