4月30日と5月1日の二日間、石垣市民会館展示ホールで石垣市織物協同組合展が開催された。3名のみんさー帯の講習受講修了生によるコーナーも設置され、新人の作品が展示され、初々しい雰囲気が漂っていた。また、組合員による作品の数々が多数展示され、即売会となっていて、会場は見事な着尺が多数石垣における織物の伝統世界を支える織り子の数は、増える勢いは弱く、現役の織り子は高齢化で減っていく傾向にある。一方、織りの糸を績める人が少ないために、八重山上布の講習は、ビギナー向けのものが8年間おこなわれておらず、厳しい状況が生まれている。しかし、この伝統織物の世界へのファンの存在は根強く、植物染料をつかい、自由な作品づくりの魅力は、女性の間では大いに注目されている。この日も多くの女性が会場を訪れていた。