4月3日午前10時から石垣市中央運動公園の室内練習場で東日本大震災支援チャリティーフリーマーケットが開催され、閉幕の15時まで終始約500人を越える多くの市民が会場で、一般家庭から用意された様々な品を物色しながら買い物を楽しんだ。7業者の理容師美容師による1000円均一カットや、調理師によるそば屋の出店もあり、店主と交渉しながらなごやかな時間が流れていた。東日本大震災の被災者を支援するために開催されたこのフリーマーケットは、八重山青年会議所や八重山調理師会、親子石垣クラブや美容師理容師のグループなどが実行委員会を組織して、この日のために販売品を用意して開店となった。収益金の半分が被災者への寄付となり、出展料は全額寄付となるもので、この日は43店舗が集まり、会場で様々な品を展示・販売。多くの親子ずれが会場で、品物を見ながら日頃よりも奮発して様々なもの購入していた。並べられた品も格段に安く売られて、支援への思いが込められていた。これまで石垣島のフリーマーケットでは子ども服などを中心に、リサイクルをねらう展示が主流。いらなくなった品物を展示しつつ、売れた金額で成長した子どもの服を買うといったちゃっかりした主婦が、活発にフリーマーケットを日頃活用してきた。この日は、そういう活動をしてきた主婦が、被災地への支援をと、チャリティーマーケットの店舗数増加に尽力。すでに被災地の母親の気持ちになって、必要とされる衣類や絵本を被災地へ届ける活動も実施している親子石垣クラブが、熱心な主婦らに協力を呼びかけており、このマーケットの母親らのグループの多さがそこに出ていた。この日は、子ども用品以外にも、業務用の機器や箱に入ったままの贈答品や、衣服・木工品、食器、書籍などのほか、野菜も販売されていた。