2月18日は旧暦の1月16日。ジュウルクニチ(16日祭)だ。後生の正月とされる日で、先島や本島の離島などで先祖とともに墓で正月を祝う日となり、この日は公的な機関は早退や午後出勤。民間は一日休日にするケースが多い。石垣島では、集落の北部に寄り集まる墓のある高台に、たくさんの車が集結。皆、料理や飲み物を持って墓の前に供えて祈願したあと、祖先とともに食事をする。この日のために帰郷する人もあり、島には特別な日。各人は、ゆかりある墓を訪れるために、車で移動。基幹道路は昼間には珍しい数珠繋ぎの車の往来で混み合う。まるで午前8時前後の出勤時刻が一日続いているかに、島全体が混雑する。なにしろ集まっていく場所が、日頃人が集まらない墓場であるから、妙な道が混雑することになる。