石垣島かつおだしの販売店がオープン

石垣島かつおだしの販売店がオープン

1月6日午前10時から石垣島かつおだし工場内で販売店がオープンした。生憎の雨模様にかかわらず、さっそく店頭に第一号となるお客さんが来場して、かつおだしの素とまぐろだしの素および、だし塩の3品目を購入していた。統括工場長兼営業の新城正巳さんによると、店舗の営業は10時から18時で、商品は7品目の自社製品と、砂川冷凍の4品目、石垣の塩8品目を陳列。自社製品種を全国へ向けて販売していくとのこと。かつおだしの素は、他社のものとの違いは、添加物が一切ないことで、そこが注目されているとのこと。また、まぐろだしの素はどこからも出ていない珍しい品。与那国の生のキハダマグロをつかって製造しているとのこと。「世界中にはうまいものはあるが、そのひとつと胸を張って言える品です」と営業の新城さん。「日本の西の果てから地道に商品作りに取り組んで、焦らず販売を進めて、やがて日本最西端のマグロやカツオの製品が、北海道にまで売れる日が来れば、製造冥利につきます。」と語った。㈱石垣島かつおだし(東郷清龍社長)の施設は、11月25日に落成式を終えている。総務部長の澤谷座光氏によると、従業員が与那国工場6名、石垣島工場9名の15名。まだ完全稼動ではない。年間目標の製造数が確定していないが、一日の原料処理1万トンを目標に取り組んでいるとのこと。澤谷氏は、昨年の与那国島の漁獲を競う金比羅大会で、島ではじめてカツオ漁師が1位2位3位を独占しましたと、地域活性に貢献しているところを紹介していた。だしは、天然の素材で調合されており、添加物は一切ないので安心して使えるとのこと。味は上品な仕上がり。元来、添加物をつかった製品は、味は濃いが独特のべたついた感覚があり、そこを嫌がる人には、敬遠される傾向がある。味を上品に出したい家庭にはうってつけかも。

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