菅政権が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加の検討を表明した事態に対し、石垣市や竹富町の行政・議会をはじめ農業団体、労働団体などが呼びかけてTPP参加阻止八重山郡民総決起大会が12月17日午後1時から真栄里公園で開催された。集会のあと、集まった約1000人の参加者は、西進してハイパーホテル周辺までを、「TPP反対」と、シュプレヒコールを叫んでデモを実施。多くの市民へTPPへの反対を呼びかけた。10日前に決まった集会&デモだったが、問題の影響力は大きく、深刻なだけに多くの参加者を集めた。手に手に「反対」の看板を持って、こぶしを振り上げて行進する人々へ、声援を投げる市民もあり、多くの人が気にかけていることがわかる。かくなる行動は革新勢力の十八番に見えるが、今回は保守勢力を与党とする中山市長に農業・漁業の経済団体も加わり、勢いは島の経済界と企業の労働者が共に手を取り合って保革一致の決起となった。