石垣島天文台が新彗星の撮影に成功

石垣島天文台が新彗星の撮影に成功

11月3日と4日に日本人による彗星の発見があった。その名は「池谷―村上彗星」。3日の未明に静岡の池谷薫さんが、4日の未明に村上茂樹さんが、乙女座で発見。国際天文学連合から「C/2010V1」と認識符号が付けられ、通称名は二人の発見者の名前がついて「池谷―村上彗星」となった。地球から3億7000万キロメートルで、乙女座のスピカの方向へ移動中。発見当時の明るさは8等から9等級で、だんだん暗くなっているとのこと。この最新の発見彗星を、石垣島天文台が、天候が回復した10日未明に撮影を実施。むりかぶし望遠鏡がコマと呼ばれる頭の部分が激しく発光しているようすや、核から出る塵でつくられる尾の細かい構造まで確認できる形で、鮮明に撮影。コマの激しい爆発は火星の軌道まで太陽に近づいた際にアウトバースト(突発的な爆発現象)を起こしたからで、その様子が分かりやすく映っているとのこと。ちなみに池谷さんは7個目、村上さんは2個目の彗星発見だとのこと。

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