10月下旬からミヤマガラスの幼鳥集団15羽が石垣島に飛来している。ミヤマガラスはヨーロッパからウスリー・アムール川沿岸(中国とロシアとの国境の河川)や中国で繁殖。北で繁殖し、冬に寒さから越冬しがたいものは南下する。日本では九州で多数が越冬しているが、このように時々八重山まで南下するものがある。11月2日は、石垣島の田園地帯の休耕田に舞い降りたり、牧草地の草の刈り取り跡に舞い降りたりと、広範囲に移動して人のいない落ちつける場所への移動を繰り返していた。とにかく非常に警戒心が強く、はるかかなたから近づいても、すぐに気が付いてまとまって移動を開始する。