台風11号は南に逸れる

台風11号は南に逸れる

 9月19日、940ヘクトパスカルの強い台風11号は、西表島への直撃をせず、徐々に南に進路をそらして、石垣島では登野城の最大瞬間風速48.9mを記録して、去っていった。並の台風といったところ。県農林水産部は八重山地区の被害を1億6472万7000円と発表。(竹富町、与那国町のものはまだ)石垣島では、久方ぶりの本格的台風被害。これまですくすく育った木々の葉を落とし、花や実を蹴散らして、路上は緑の絨毯。今回の爪痕がこれまでの同規模台風に比べて少々過度なのは、やはり久々だから。畑や水田、ハウスの被害も大きく、毎度の諦観と落胆で終わる、きつい台風襲来である。19日は、久しぶりの本格的な台風後の後片付けで、どの家庭もふらふらになった模様。 沈船1隻はダイビングボートで、海上保安庁の格納庫の屋根の破損、市街地のフクギ倒木などが、被害らしい被害。今回、これまでになく、小物の飛散物が見られるのは、ひさしぶりの台風で対策が手薄になりがちなのかも。今回気になるのは、キビの倒れ方。あまりにズタズタに見えて、被害がひどいように思うのは、記者だけか。                                                              

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