旧盆で賑わう八重山

旧盆で賑わう八重山

 8月22日は旧暦7月13日で旧暦のウンケイ。石垣島は旧盆行事へ向け、早朝4時から車が動きだし、午前10時には市街の市場をはじめ、マチヤグァーや大型店舗などには、多くの買い物客が殺到。お盆行事に欠かせない品物を搬入する業者は、買い物客のそばで大忙し。親族が集合し、仏壇への親せき訪問が各家々でおこなわれる。そろえる品は毎年のように大盤振る舞い。親への恩を軸に、深く連綿と先祖とつながっていることを自覚する時間。沖縄で旧暦に一斉におこなわれるこのお盆行事は、本土の新暦お盆でもいっしょ。この一斉が多忙とロスを生むのだが、連綿と続けられてきたことから、なくならない。石垣島大浜の当山善一さん宅で、アンガマ一行が訪問。深夜11時半にもかかわらず40人が庭に上がり込んでアンガマの舞踊を見守っていた。独特の雰囲気に満ちた仏壇の前で三線・太鼓の地唄が唄う中、八重山舞踊が舞われて、賑やかな時間が過ぎていた。

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