2万年前の白保人の公開シンポジウム

2万年前の白保人の公開シンポジウム

 7月31日午後時から石垣市民会館大ホールで公開シンポジウム「白保竿根田原洞穴(しらほさおねたばるどうけつ)と旧石器時代人骨の発見」が開催され、このロマン溢れる古代人の話に約140人の市民が集まって、6つの基調講演とパネルディスカッションを静聴。これからはじまる同洞穴への本格的な調査で、何が分かり、調査する人々が何をたのしみに取り組んでいるかが、紹介されていた。この日の発表で、この洞穴のもっとも重要な化石ホールと呼ばれる場所は、最初の調査段階の頃からくらべて、工事で半分がはがされ状態であることを述べ、そこで残されている土を徹底して洗浄して。石器を発見するべく、1mm以下の石器も逃さない体制で、取り組むことが述べられていた。なお3日には、2万年前の人骨が八重山博物館に展示される予定。

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