レンブ鈴なり

レンブ鈴なり

 高さ約8mの木の葉陰に、赤い十文字マークがたくさん見える。これがレンブの実。オオフトモモとも呼ばれ、原産国はマレー半島。これが石垣島の名刹南海山桃林寺の山門の左側に生育している。実が鈴なり状態だが高い位置の結実なため、採集は簡単ではない。現住職の小林昌道氏によると、15年前からこの木はあった。「あの頃からするとかなり大きくなった。樹齢20年はあるのではないか」という。「今年、たくさんの実をつけたのは、昨年台風が島を直撃しなかったためかも」と小林さん。味は淡泊ながら、ほのかな心地よい甘さがあり、サクサクした食感が特長。小林昌道住職によると、レンブが実ると連絡してくる人があり、いつも分けているとのこと。

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