7月25日は大浜豊年祭が開催され、大浜のオーセ御嶽の前には、旗頭や伝統芸能、様々な舞踊を奉納する人々が集まり、周囲には大浜住民、郷友をはじめ多くの人々が見守る中、大浜集落がもっとも賑わう時間がすぎていた。農業が盛んな大浜村でもあれば、大雨も世果報雨。皆、気持ちよく雨に打たれながら、豊年祭を楽しんでいた。この日は、石垣島約50ミリ、与那国島約180ミリ、波照間島約94ミリ、西表島約76ミリと豪雨傾向の八重山。今年は連日豊年祭が催されたことが、この豪雨を呼んだのか。各所で独自に日取りを決められる八重山の豊年祭だが、今年の石垣島の豊年祭は7月21日から四ヵ字、平得・真栄里、大浜と連なって開催。また、四ヵ字が始まる前は、干ばつ傾向で、畑への散水タンクの積載車が日々出動台数を増やしていたところだった。それが、この連続する豊年祭で、雨が降る降る。25日のこの豊年祭も、豪雨で参加者はずぶ濡れ状態。恵みの雨を連続して祈願すると、こうなってしまうということか。絵に描いたような、天候と連動した豊年祭というのも、珍しい。