今年の豊年祭は慈雨とともに

今年の豊年祭は慈雨とともに

 石垣島気象台の小雨傾向の注意喚起が9日にあってから、石垣島はかんばつ対策協議会が14日に始動。すでに12日から散水タンクをキビ運搬車に乗せて、一台目が走り出している。20日には4台目が稼働。ただ、21日の四ヵ字オンプールのある日に、降雨が見られ、ムラプールの日も雨が目立つようになった。短時間に強い降雨は、干ばつ解消を印象づける。しかし、今年の梅雨の降雨量は平年値に比べて69%しかない。梅雨明け後は平年値と比べて20%と、かなり雨が少なくなっている。台風も通常は6号が来ているタイミングに、まだ3号しか出ていないことから、今後の干ばつへの備えが気になるところ。7月23日は24時間降水量が石垣島80mm、西表島23.5mm。与那国8.5mm。気象台の予報では今後一週間は石垣島では、くもりと雨がからんで来る。干ばつの危機感は少し緩みそう。豊年祭で雨が降ってくれることは、主催者には願いが届いたかに、うれしいところ。24日は平得のムラプール。25日も大浜で続き、まさに今年の豊年祭は連日慈雨とともにあることになる模様。それが干ばつ解消になり得るかは、時間が経たなければわからない。

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