石西礁湖の再生事業は、地域住民の合意を持って進める地域参加型の公共事業として、真新しい取り組みだったが、なかなか地域の一般市民からの関心はひきだしづらく、どちらかといえば研究者主体の調査や移植が目立つ取り組みだった。7月16日午後2時から国際サンゴ礁研究モニタリングセンターで石西礁湖自然再生協議会普及啓発グループによる普及啓発ワークショップが開かれ、約11名の同協議会啓発普及グループが参加。同グループ各自から出された10の提案を検討。また、30日に予定される同協議会全体会議で同グループから提案される中身が検討された。情報の共有やロゴマーク、取り組み体制などが提案される模様。また、普及啓発活動を具体化させるべく、コーラルチェックプロジェクトの提案が、同議事で採択された。このコーラルチェックは石垣市立冨野小学校が毎年実施しているもので、マイサンゴを決めてその観察を定期的に実施していくもの。より多くの人へサンゴを身近に感じてもらい、サンゴへの関心度を高めるには、コーラルウオッチが最適ではないかと、プロジェクトは10案の中から決まったこの案で取り組みをスターとする模様。なお8月上旬に受付され、8月中旬と10月下旬にコーラルチェックが行われる。