7月8日午前10時頃に琉球海運(株)の新造船が入港。船の名前は「みやらびⅡ」。一週間前に退役した「みやらび」の後の石垣島―宮古島―那覇―博多航路を担う。総トン数1万184トン、全長168m、積載最大トン数は9500トンと、前任「みやらび」に比べて一回り大きく、設備も冷凍用のコンテナの電源も60箇所を100箇所に増やして、保冷環境の利便性を高めている。エンジンも低速エンジンを搭載して、20%の燃費を向上させ、エコの上でも先進の機能を備えている。琉球海運(株)の山城博美社長は、入港直後に花束を受け、記者団の様々な質問に回答。有村産業の飛龍が廃船となり、台湾との足が途絶えていることに関しては、今後様々に研究・検討していきたいが、現状では保有する同船型の5隻がフル稼働で余裕がないことを述べていた。飛龍廃船でなくなった貨客船に関しては、ニーズの存在は把握しているも、コスト問題で難しさがあるとあっさり述べていた。同社は大型の貨物船5隻保有する中で、石垣港では博多、大阪、東京の3ルートが就航しており、週に各ルート1便の計3便が運行する離島にとっては貨物の動脈的存在。