赤土流出対策で歴史的一歩

赤土流出対策で歴史的一歩

 6月10日午後3時から5時まで平成22年度八重山地区糖業技術研究会第2回幹事会が開催された。今年度は、耕地面積を増やすねらいで、株出しを推奨するあらたな技術面での取り組みが話し合われた。株出しは、赤土流出を防ぐのに有効なサトウキビの栽培方法で、自然保護を訴える人々には注目の営農。それを八重山地区糖業技術研究会が推奨しする意味は大きい。まさに、歴史的な一歩といえる。幹事会後の懇親会の会場では、石西礁湖再生協議会の会員で、赤土対策に関心高い市民2人が招待され参加。株出しの営農がもたらす農地からの赤土流出防止効果やプラソイラの硬盤層の破砕がもたらす、降雨時の雨水の地下浸透効果が、海の環境を守る事につながるとして、同研究会との意見交換および交流がなったもの。同再生事業は、サンゴを守る取り組みへの支援を実施しており、株出しでのサトウキビ営農自身は、大いに関心を持てる内容。今後の2つの機関での何が生まれるか大いに注目される。

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