ホンマグロ(クロマグロ)の水揚げ本数は2006年203本、2007年529本、2008年244本、2009年273本と例年200本以上が水揚げされているが、今年2010年は例年のピーク時にありながら、40本前後。(5月14日時点で:昨年はこの時期60本)3分の2に減っている。このままでは200本を切る可能性も出てくる。漁師によるとホンマグロ漁で一年間の漁の余裕を確保しており、漁師のボーナスとも言われるこのホンマグロ漁の期間に一隻で合計30本から40本ないと、漁の継続は厳しいと、ボーナスの減少にショックを隠しきれない。2・3日前まで八重山のマグロ船の10隻中2隻でホンマグロがゼロいう厳しい事態があった。その後一隻が捕獲、5月17日にようやく獲れていない最後の一隻が300キロ(長さ247センチ)のホンマグロを獲って帰還。この日は凪だったから無事獲れたと笑顔で応える船長は、ようやく獲れた喜びを隠さなかった。