石垣島製糖の今期操業が終了した。4月24日に最終搬入を終えて25日に終了。当初から石垣島トライアスロンと操業が重なるのを避けておきたいところを、うまくクリアできた形となった。今期9万トンを越える原料生産量となり、石垣島製糖ではこの9万トンのボーダーを超えるのは6年ぶりとのこと。6年前と違うのは10アール当たりの単位収量8234キロが8234キロと高いこと。来年で50周年を迎える石垣島製糖にとって5指に入る歩留の良さであった。この好成績の要因は、昨年、台湾で猛威をふるった8月6日の台風8号は、石垣島には恵みの雨をもたらしており、一年間で台風被害がなかったことや、適期植え付けの実施および、堆肥の投入を奨励したことなどが功を奏した模様。当初は目標糖度も12度だったが、結果は14.62度(買い入れ甘蔗糖度)で糖蜜の歩留まりもよく、農家へ原料代プラス交付金の額は約20億7000万に達する。これは昨年に比べて約5億6000万円多いことになる。4月26日午後3時より石垣島製糖工場の今期終了式が同工場でおこなわれ、関係者約150人が集まる中、131日間の製糖日数を去る24日に無事締めくくれたことを報告した。