地産地消のうねり

地産地消のうねり

 石垣島のマックスバリューやいま店ではJAおきなわのコーナーがもうけられて、地元石垣島で採れた野菜のコーナーが特設されている。これまでにない農家の顔もパネル表示され、知った人の顔もあるなら親しみを持って購入ができる。楽しさが広がっている。地元でつくられていれば、輸送コストは値段に入っていない。その輸送コスト分が高くないだけでなく、船舶や航空燃料をつかわないで店頭にある野菜であれば、地球にやさしい野菜だ。来年予定されるJAおきなわ八重山地区本部のファーマーズマーケットのオープンが、呼び水となって地元の生産品への注目度がかなり高まっており、このマックスバリューでのJAコーナーは地産地消を盛り上げる上で、流通業界もバックアップするという意思表示でもある。地域がどう潤うか。それはまず地域で生まれたものが売れること。できればそこで流通する通貨も、島の中で有る程度、人の手を経由して、島内需要に応える時間を長く持てば、需要が需要を読んで経済が活発になることになる。エコの角度、健康の角度、島の景気の角度など、様々な視点で島の品物の島の中での取引回数が増える仕組みづくりが求められている。

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