3月に入って八島町の舟だまりで漂流するカツオノエボシが見られている。海での危険生物の中で、あまりに妙な形をしているために、生物かどうかもわかりにくいのがカツオノエボシ。猛毒で死亡例もあるとされるが、泳ぎもしないし、ただ浮いて漂流するだけだから、怖さがない。姿は青い部分と浮きでなり、触手のような長いひも状のものを垂らして漂流し続ける。長さは10mもあるとされる。青い部分に毒があり、触手も危険。浮きの部分だけに毒がないのでそこだけ触れられる。だから、水中でこの生物を見かけたら、まず触れないこと。つまみ出そうとする場合は、浮きを持つだけにするべし。カツオの捕れる頃に出るために、カツオノエボシと名が付いたという。もし刺されたら、海水で洗い、冷やし、病院へ。砂でこすっても、真水で洗ってもいけない。触手を取り去れば、酢で洗うもいいとのこと。触手が患部にある内は酢をつかっては駄目。 本土でカツオがやってくる時期にこれが現れるのでカツオノエボシと名がついたという。 とにかく、気をつけたい生物だ。