トレッキングツアーと連携の講演会 

トレッキングツアーと連携の講演会 
トレッキングツアーと連携の講演会 

(上)デスカッション風景 (下)加藤則芳さん
 3月18日、国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで講演会「国立公園を学ぶ」が開催された。これは、NPO法人日本トレッキング協会が主催するもの(環境省は協力)。同会理事の加藤則芳氏が、「国立公園の意義と課題」、環境省自然保護官田村努氏が「国立公園のしくみと西表石垣国立公園の現状と課題」をプロジェクターで画像を見せながら講演したあと、二人のディスカッションがおこなわれた。
「環境省を何もやってないと批判する人があるが、外の省庁に比べて人もの金がないためにそうなっている。ほかの省庁は応援する業者があったりするが、自然を大切にする環境省にはない。自然を愛する人が彼らを応援するしかないと思う。」と、環境省に苦言を述べつつ、支援を呼びかけていた。田村氏は、日常業務を通じて感じることは、熱心なパークボランティアの尽力で支えられていることを、最近強く実感していると述べ、広い理解と協力を求めていた。
 このイベントは、NPO法人日本トレッキング協会が国立公園の魅力や役割を再認識しようとツアーを募集。国立公園の探訪を7回連続で実施するツアーで、今回はその第一弾。自然保護システムに詳しい加藤氏のガイドで、国立公園をトレッキングするというもの(4日間ツアー東京羽田発着15万8000円。石垣空港発着10万8000円)。
 講演会場には、一般市民も参加して17名が国立公園について学んでいた。
 ツアー一行は、浦内川を散策して、滝を巡り、またピナイサーラを遡上するなど、西表を探訪したあと講演会に参加。明くる日は於茂登山の登山を予定。

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