3月14日午後1時半からとぅもーるネットセンター石垣で環境省那覇自然環境事務所主催の「八重山の海と大地の恵みのつどい」が開催された。同事務所は石西礁湖の再生事業に取り組んでおり、毎年研究機関主体となりがちな委員会傾向をあらためるべく、趣向こらしたイベントに挑戦した模様。八重山諸島の石垣島と西表島に横たわる礁湖を石西礁湖と呼ぶなど、一般的と言い難い名称をカンムリする石西礁湖自然再生協議会が、その再生に取り組む効果の軸には、広く地元市民への合意をともなう形をもとめつつ進められる事業であった。ところが残念にも、市民の関心はいまいち。この再生事業のための協議会参加の人々が、研究者や業者に偏る傾向があり、より広く多くの市民への参加を促すきっけづくりが急務といえた。これまでも、一般からの関心を引き出す取り組みはあったものの、研究者サイドの観点が軸にあった。今回のこのイベントは、海の環境学習発表会、島人コースティックライブ、トークセッション、抽選会と、楽しいイベントとなっており、参加者には楽しめる地域興し的色彩持つイベントとなっていた。