石垣島の離島ターミナルとぅもーるネットで八重山のサンゴ展が開催されている。これは3月5日の「さんご」の語呂合わせでなるサンゴの日にちなんで開催されたもの。もともとサンゴの日は、世界自然保護基金(WWF)がこの日に(1996年)制定しており、石垣島には2000年にWWFジャパンによりサンゴ礁保護研究センター(しらほサンゴ村)が設置されている。八重山には国内でもっとも多いサンゴの種類があることで知られ、石西礁湖と呼ばれる石垣島と西表島に横たわるサンゴ礁でできた海中の湖があり、国内唯一の礁湖として知られる。サンゴの日を機会に、八重山の特性でもある多彩なサンゴ礁が広がる海域を多くの人に知ってもらおうと、離島ターミナルとぅもーるネットが関係団体へ広く呼びかけて、八重山のサンゴ展示会を開催。八重山ダイビング協会、石垣島自然海域環境保全協議会、㈱琉球真珠が協賛し、西海区水産研究所、WWFジャパンしらほサンゴ村、環境省国際サンゴ礁研究モニタリングセンターや、ダイバーで写真家の安田雅弘さんや北島清隆さんらが、写真やパネルの展示で協力。センター内では白保の映像が上映されており、見応えある展示になっている。琉球真珠の真珠養殖物語の展示や「オニヒトデって何もの?」、および2007年のサンゴ白化現象のパネル展示などがおこなわれており、八重山の海を深く知ることができる。なお、センター内展示は約一ヶ月を予定している模様。