5月10日、カンムリワシの放鳥がバンナ公園入り口近く(石垣市林業総合センター駐車場)で行われた。今回放鳥されたカンムリワシは、今年の4月7日に県道208号線路上で交通事故にあったところを救助され、たまよせ動物病院(沖縄県野生動物救護獣医師)での治療後、石垣やいま村のケージで、リハビリを実施していた。その後、野外復帰が可能と判断されるまで順調に体力を取り戻したことから、左脚に白のカラーリングを装着し放鳥する事となった。「元気くん」と名付けられたカンムリワシ(オス)は、放鳥と同時に力強く羽ばき、森へとかえっていった。元気くんの名付け親となった崎山鷹士朗くん(登野城小4年)は「交通事故にあわないように元気で強いカンムリワシになってほしい」と名前の由来について話してくれた。石垣自然保護官事務所では「冬場から春にかけては、餌となるヘビやカエルが少なくなるため、カンムリワシが餌を求めて道路上に出る機会も多くなります。自動車走行時は法廷速度を順守し、道路上の野生動物の動きには十分に注意してください」と呼びかけている。