4月18日夜、宮良公民館で第60回サニズ演劇発表会が行われた。宮良青年会による本発表会は、昭和21年にはじまり今年で60回目。「伝承 ~先人の思いいつまでも~」をテーマに、舞踊、三線、創作ダンスやマジックなど賑やかに披露された。今年の目玉は、会員たちが様々な楽器を生演奏した音楽団。演奏にのせ、創作ダンスや歌などが披露された。そして、20年前の同発表会の「太鼓ばやし」のビデオが上映された後は、幕が上がり本人たちが舞台で太鼓を見事に披露した。地域の方々、子どもたち、市街地からの観客が大勢訪れ、公民館に入りきらない人たちが、外からテレビ中継や窓越しに観覧するほどの盛況となった。 青年会長の東嘉弥真和武さんは「自分はこの舞台に立って6回目になりますが、毎年本当に多くの地域の方々にあたたかく見守っていただきありがたく思っています。無事最後まで終えることができて今はまずホッとしています。自分も小さい頃から、将来は出たいと思って見てきたので、ぜひ子どもたちにもそう思ってもらって、これから先もずっと続いていけばと思います」と話した。