2月12日、宮良小学校では5年生が昨年9月に植えたキビを収穫しようと、全校生徒115名がキビ刈り体験学習を実施した。この日は交流学習のため吉原小学校からも5年生2名が加わった。自分の背丈以上に大きく育ったサトウキビを目の前に、子供たちはやる気満々。5、6年生がキビを倒し、3、4年生がかさぐ。(茎についた皮や葉をむいていく)そして1、2年生はキビを運んでいくという役割を任命された。慣れない手つきで鎌をもち、大きく長く育ったキビを倒していく上級生は時間がたつと順当に作業をこなしていった。3、4年生のかさぐ作業はとても大変で、小さな手で少しづつ皮や葉をむいていくと途中で手が届かなくなり、自分が大きく前かがみになったり、面白いかっこうになりながら大苦戦。そして1、2年生はというと、リレー形式にキビ運びをする遊びに変わっていた。真剣に一人で黙々と作業する子、数名がかりで長いサトウキビと格闘する子たち、味見をする子、その子なりのキビとの接し方があった。「疲れたー」「大変」という声もあるものの、遊びながらのキビ刈りはとても充実した時間に見えた。収穫したキビは15日(日)に黒糖作りに使用される。「黒糖作りは29年目になる恒例行事。自分たちが育てたキビがいろいろなものに変わっていくようすなど本物の体験をさせてあげたい」と教頭先生は子供たちと一緒に汗を流しながら話した。