サンゴカフェーが来年も継続に

サンゴカフェーが来年も継続に

 八重山サンゴ礁保全協議会による第8回目のサンゴカフェーが12月21日午後4時半からあやぱにモールのゆんたく家で開かれました。2008年は国際サンゴ礁年です。全国で数々のイベントが開催され、八重山でも東アジアの研究者とともに開催した国際会議が開催され、サンゴ礁の危機的な状況や、今後取り組むべき課題が確認されていました。この日は、市民向けにサンゴへの関心を深めるべく、取り組まれてきており、午後3時からは小学生向けのイベントも開催。ダイバーには馴染みが深くとも、一般にはテレビ画面で見るしかないサンゴ礁であれば、様々な角度からサンゴの持つ性質や、サンゴの状況を楽しく、語らい、一時を過ごそうと実施されています。この日は、ヤング向けです。八重山高校のヤングアクティブレンジャー3人が参加して、一般参加者は3名でしたが、会が進むにつれ何人か加わり、楽しい会になっていました。この日の話題提供者は大堀則子さんで、エコツアー「ふくみみ」を運営する環境教育に精通する人。テーマは「海からの贈り物・漂着物」です。会場には、漂着物が並べられ、漂着物に関する書籍が紹介され、また流されて島にたどり着く植物の種子などが展示されていました。この日ビーチコーミング(浜歩き)に詳しい人が登場して、オウム貝の貝殻など自慢の宝を紹介したほか、魚網が漂流してオットセイにからまり、とれなくなった状態の写真など、様々な海の漂流物に関する話が披露され、ロマン溢れる話だけではない漂流物の問題点も語られていました。なおサンゴカフェーは来年も継続するとのことで、2・3ヶ月に一度のペースでサンゴ礁の保全の普及啓発になるよう取り組み、広く一般者の参加を呼びかけていくとのことです。『サンゴカフェ』の動画はこちら

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