28日に米軍のヘリ石垣空港を利用

28日に米軍のヘリ石垣空港を利用

 11月25日、米軍ヘリが石垣空港を使用するという空港使用届出書が沖縄県にあったことが判明。県は口頭で米軍への自粛を要請。八重山支庁には何の伝達もない。石垣市は緊急会見を開いて石垣空港の使用中止を訴えた。大浜市長は「日米友好につながらない」と表明。多分、友好の絆を求めた交流ではなさそうである。であれば、断るはず。28日は使用時間は午前10時から10時30分と午後3時から3時15分の2回。八重山防衛協会の会員との交流・見学を目的に石垣島沖合に停泊する強襲軍艦「エセックス」までを往復する。この軍艦は医療設備が充実しており、イラク戦争で出動。サマトラ地震で600床のベットをもつ医療設備の充実から救援にも出動。そこを売りに、東京でも今年8月に公開している。その宣伝の延長が予想される。自然災害時の出動を想定した演習代わりとしても、もっと違う方法があるはずだ。同盟関係であっても、米軍の行動範囲はどの程度の距離が良好か、様子を見るために米国が力を入れていることを、軽んじてはいけない。ものを考えずに引きずり込まれ、誤解を招く事態を生みだし、それを根拠に謝った判断が生まれ得る。あのアルグレイグ収容所の拷問の罪は、米国政府高官には及ばなかった。いわば上層部の判断で、何でも有りの共和党政権下の国である。ちょっと考えれば、まず共和党政権下では新しいことはやらない。情勢が悪くなればいつでも切り捨てる。拷問は悪くなく、密告と撮影が悪いと判断できるわがままな人士たちをかばう国だ。イラク戦争ばりの世界を騙すような恐ろしい賭でもされては困る。これで日本最南端で、国内外にまったく価値のない友好親善が、刻まれることになる。平和ぼけから目を覚まさせる。そんな反動的な感覚で平和は守れない。相手が、互いにどんなことを喜びとしているかについて見逃すと、やがて引きずり込まれることになる。八重山を愛するなら、島を危険にさらすことはやめてほしい。まず利用される。石垣空港の米軍の利用は、これまで1997年2機、1999年5機、2002年2機、2005年1機で、1999年から3年毎に来ている勘定。次は2011年で次は2014年か。2000年4月に新空港の建設場所が選定されており、不安がよぎる。(写真は2001年5月の波照間空港に補給で降りた軍用中型ヘリ)

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