第8回熱研市民公開講座開催

第8回熱研市民公開講座開催

 10月3日午後7時から石垣市健康福祉センター集団検診ホールで熱研公開講座が開催され、約60名の市民が参集。「南の島 緑の宝 さとうきび その歴史と技術開発」というテーマで、国際農林水産業研究センターの熱帯育種素材研究管理担当の杉本明氏が公園を実施。糖が人間にとって必要なものであることから、サトウキビの起源、その伝搬経路。イスラム文化とのかかわり。沖縄へは1200年代にも入っていること。その後、1628年に儀間氏が琉球に入れ、史実として正式なはじまりとされ、日本本土には遅れること200年の1825年江戸時代にその江戸に入り吉宗が奨励。それが南下して種子島に伝来。本土での歴史は浅いことが紹介されていました。世界のサトウキビの扱いも紹介され、歴史上、サトウキビ栽培で森林が破壊され、またアフリカから人材の収奪など、影響力をもった時代を解説。現代には貴重になった水・緑・労働力は、このままのサトウキビ栽培は維持されないこと。技術の変革が必要になっている現状を述べていました。台風・感想・厳しい自然に強いサトウキビをつくり、株再生力が強く、一年中収穫可能な種を育成。またさとうきびからいろんなものがとれるようにする必要があると、氏は未来のさとうきびの姿を描いていました。秋の10月に収穫可能な技術が確立していることも氏は発表。ただ、新たなさとうきびは、地域で事業者との話し合いで、使う使わないを話し合うことからスタートと述べていました。長い期間、大型機械のハーベスターあるいは製糖炉などの稼働は、コストもかかる可能性もあるとのこと。記者が、国際価格の6倍の値段で保護されるさとうきびは、将来性はあるかを氏に聞いたところ、中国の砂糖の平均摂取は低く、これが先進国並になれば、砂糖は不足して高騰する。そうなれば、今とは違ってくると述べ、砂糖生産に有利な沖縄でさとうきび栽培を継続し、技術変革に取り組めば、将来は大きく開けることを述べていました。

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