伊波南哲を彷彿させるガルシアロルカ

伊波南哲を彷彿させるガルシアロルカ

 沖縄県立博物館・美術館指定管理者である文化の杜共同企業体が初の展示会を開催。沖縄本島にある沖縄県立博物館・美術館で今年3月15日から5月11日の間に、こけら落とし的に開催されたのが「世界の現代アーティスト50人展 ガルシア・ロルカを顕彰して」。いわば、指定管理者としての腕の見せ所。この本島での開催では、1万人が入場。盛況なものとなった。ガルシア・ロルカは詩人。彼に触発された美術コレクターが50人のアーティストにガルシア・ロルカの顕彰をテーマに作品を依頼してできた作品群が、この展示です。イスラム文化・キリスト文化・ジプシー文化が混じり合うグラナダ出身の詩人ガルシア・ロルカが、スペインのフラメンコを蘇らせた国民的な存在として知られている。彼が、そこで見せた地域伝統のこだわり、土地の生活に題材を求める指向、そして題材を普遍化し、作品化してみせたそのことを、沖縄の美術の振興に役立てるという発想で、この50人展が開催されています。この展示会は、ガルシア・ロルカ生誕100年を記念して実施されたもので、2004年クロアチア、2005スパイン、2006年ベルリンで開催されている。八重山にも自分の生まれ島にこだわる美術家・詩人は多数存在する。伊波南哲のように、オヤケアカハチの叙事詩を書くような、口伝えの昔話を、昇華させる力が、混沌からの表現を達成させる。それに触れることができる展示会であればこそ、沖縄県立博物館・美術館の第一回目の展示にふさわしいものといえる。であるかいなかは、見ての確かめるたけのこと。 なお、28日予定のアーティストトークは台風15号の接近のために中止となりました。50人の中にいる沖縄出身の画家、幸地学氏が来島の予定でした。この展示会は10月5日まで石垣市民会館展示ホールでおこなわれています。(29日・30日は休みです)『世界の現代アーチスト50人展』の動画はこちら

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