八重山の産業祭まつり第2回実行委員会開催

八重山の産業祭まつり第2回実行委員会開催

 8月21日午後3時から八重山支庁一階会議室で八重山の産業まつり第2回実行委員会が開かれ、2008年八重山の産業まつり実績報告と同収支決算報告がおこなわれました。123業者の出店で盛り上がった2008年の八重山の産業まつり(5月17日18日開催)は、JC八重山(八重山青年会議所)理事長が副委員長となり、JC八重山メンバーが企画・運営を担って昨年から実行されています。民間の若い事業者の英知と実行力を取り入れて、高い意気込みのもと実施され、好評を博しました。この日、2つの報告のあと、来年の開催も5月上旬から中旬にかけての開催となることが示唆され、正式ではないものの、梅雨入りの前に開催される模様です。また今回の「高校生市場」の出店では、前年の赤字とは違い、予期せぬ黒字となった報告があり、八重山商工高校が5万3884円、八重山高校は6万9809円の純利益とのこと。思いがけないこの黒字の結果から、同委員会でこの利益の取り扱いを検討。高校生の部活使用費、文庫本の購入、寄付などで使われることが了承されていました。八重山の産業界の若き青年等が時代をリードする取り組みに挑戦する姿勢は好感が持て、島の元気が伝わってきます。また「高校生市場」といった高校生へのアプローチも成功裏に進んで、良い雰囲気が浸透しつつあります。八重山の産業まつりの目的は、郷土の産業を一堂に集めて、その島の現状を郡民が等しく把握することで、互いの生産意欲、あるいは購買に関する島産品への再評価をするというもの。出店事業者は、まつりでもあり、特別料金での販売も見せるなどして、祭りを盛り上ていました。企画運営を民間導入する前には、石垣島まつりととも開催され、どちらかといえば地味に見えた「八重山産業まつり」。新たな産業祭りは、息を吹き返したような、ある種、祭りに「色づき」を見せています。また、来年の取り組みが、大いに期待できます。

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